らくがきのお送りするWarfighter(by Dan Verssen Games)のページ
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基本セットの任務カードと目標カードの紹介
任務カード
W-018 Just Another Day
一番シンプルな任務。目標は経路地点#3とわずか2つ先、制限ターンも7と短め。初めてプレーするならゲームに慣れるのに最適です。ルールブック巻末のリプレーの任務だし、海外のAARでもこれが選ばれてるのが多いようです。RPは23と最小ですが、少ない方がいろいろ悩まなくて済みます。この任務がインストに向いているのは、間に1地点しかないのに特別ルールで"Recon:
1 Location"が付いており、事実上、通りたい地点をあらかじめ決められる点です。リプレー同様"Large Warehouse(大型倉庫)"でもいいですし、出現する敵を考えると、XPがあるなら"Marsh(沼地)"、機動力に自身があるなら"Steep
Slope(急斜面)"などでもいいでしょう
W-019 House To House
市街戦のイメージ。Just Another Dayより12RP多く編成でき、2ターン長く、目標が1地点遠くに行ってます。Reconの恩恵が無くなった上に、"Nature(自然)"系のロケーションのプレーで残り時間が減る仕様。まぁ、途中2地点しかないので最大2ターンですが。基本セットだと非Nature系のカードは9枚、内1枚は1ターン減る"Ruin(廃墟)"なので、減らしたくないなら8枚しか選択肢がありません。確率約5%、結構厳しいですね。しかし、ロケーションカードを置かないことには先がないので、状況によっては覚悟が必要です。携行重量補正無しの9ターンで3地点先を目指すのは比較的余裕のある任務です。じっくり構えて臨んでも大丈夫だと思います。準入門用でしょう
W-020 Hard Slog
カード名通り、辛いお仕事です。携行重量補正は無いし、時間的にもまあまあ余裕ありますが、ロケーション上に出現する敵軍の価値補正2が凶悪です。初期RPが52あるせい(?)でほとんどのロケーションが6を超える、つまりIV号を呼べちゃいます。IV号は"Overkill(価値範囲に収まっていなければ破棄)"特性なので、通常はRP52ならOverkillロケーションが大半のはずが、この補正のせいで1枚目なら高率に登場です。エリート敵軍じゃなかったとしてもそもそも湧いて出る敵軍の数と質が激増するので、かなりの困難が予想されます。目標を何にするかで難易度はかなり変わりますが、基本セット中、強力な敵軍の排除手段が最も必要な任務と言えます
W-021 Country Stroll
こっちはHouse To Houseとは逆で、Nature系を出せば出すほど時間的余裕ができる任務です。なので、一応目標は5地点先で制限11ターンですが、Nature系は最低でも2、3枚は出るでしょうから、実質的には14ターン前後はあるはずです。携行重量補正が1ありますが、虚弱体質でも9ポイントはいけるのでそこまで厳しくはありません。順番だと4つ目の任務ですが、Just
Another Dayが物足りなくなったらこれかHouse To Houseのどちらかを次に選ぶのがプレーの習熟に有用だと思います。管理人的には、時間制限が緩くなっていく分、準入門編としてはこちらをお勧めします
W-022 Raid
RPが多く、制限時間も長いからって喜んじゃいけません。この22ターンの間に目標までの往復が要求される、つまり、片道11ターンぐらいで6地点先を攻略しなきゃならない任務ってことです。まぁ、実際は行きより帰りの方が敵軍は少ないでしょうから、もう少し余裕はあるはずです。BoardGameGeekのForumsでも、途中で敵軍を残してない限り帰りの方が楽だよって、論調です。でも、ルール上、移動は1地点/ターンまでなので、どうあがいても帰りに6ターンが必要。つまり、16ターンで目標に到達できなければ任務失敗です。帰りもノンストップってわけにもいかないでしょうし、全員が任務カードに戻る必要がありますから、時間的にはもう少し厳しいですね
W-023 Limited Support
支援カードを全く使用しないプレーヤーは少ないでしょうけど、基本的に維持しないスタイルはあると思います。その場合、この特別ルールは何の意味も無く、単に重量補正がそこそこある中規模任務ってことになります。しかし、支援カードは強力なものが多くで、中にはチートっぽいのさえあります。なので、XPがあるなら維持しないのはちょっともったいない気がしますが、となると1XPプラスになる特別ルールは少々辛いところ。そこで、この任務は維持を行わないプレースタイルを学ぶ機会と考えましょう。制限ターンは長いし、編成規模もそこそこ大きいので、体力のあるPSを複数編成すれば、カードをどんどん使い捨て、デッキを一巡させて再利用、ってプレーも可能です
W-024 Travel Light
カードタイトルはブラフじゃありません。半端ない携行重量補正で、EandiでもBARを持つのがやっとという状況には愕然としますが、ここは発想を転換しましょう。そもそも重量補正があるのはPSだけ。PSの役割を主にアクションカードによるサポートに限定し、3桁を超えているRPに物を言わせてメインの打撃をNPSやSQに委ねるというプレースタイルを採用するというものです。PSは最小限の兵器を所持、主に予備弾薬の供給を担当することになります。ただ、ルール上、PSは自身が所持していない兵器の予備弾薬は所持できないので、特にScanlanを編成するなら注意が必要です。22ターンありますが、目標ははるか先なので時間的にはそれほど余裕はありません
W-025 Long Way
タイトル通り、長い道のりです。目標カードは任務地点の端、#11で10地点先。基本セットはおろか、エキスパンションを含めても最長タイの23ターンです。Travel
Light同様、携行重量補正もそこそこ厳しいですが、兵装を完全にあきらめるほどじゃありません。ただ、どうあれPSに期待できないので、この任務もメインの打撃力はNPS等に期待すべきでしょう。気になるのは、これとTravel
Lightの両方がセットに含まれている理由です。どちらかというとこの任務の方が「売り」がなく中途半端な印象で、あまり魅力が感じられません。前半の小・中規模任務のように、何らかの特別ルールのある、攻略に工夫が必要な大規模任務がほしかったところです
目標カード
W-026 Bunker Clearing
巻末リプレーで採用されている目標。トーチカはScreenされていて遮蔽値も4ありますが、1個破壊すればいいのでそこまで困難な条件じゃありません。隣接地点からは攻撃できず、必ず目標カード上で攻撃を加えないといけない点だけは若干やりにくさを感じますが、Explosionである必要がなく、射撃でもOKなのでそこまで身構える必要はありません。リプレーでも破壊はSMG。プラトゥーンリーダーファンとしてはちょっと納得いきませんが・・・。注意点としては、増援レベルに5-6があるためIV号と対面する可能性があることぐらいです。BoardGameGeekでも初心者に勧める目標として挙げられており、初めてプレーするならこれを選ぶのがいいと思います
W-027 Observation Post
「監視所」。2番目の目標カードです。別に難易度順に並んでるわけではないですが、トーチカの制圧に飽きたら次はこれをお勧め。特別ルールに"Always
draw for Rein(常時増援)"があり、しかもその範囲が"0-1 & 5-9"とあるのでぱっと見は厳しそうに感じますが、基本セットなら5-9に収まるのはIV号だけ、つまりエリート独軍相手じゃなきゃこの範囲の増援はないってことです。まぁ、0-1にも鬱陶しい敵軍はいるので余裕かましちゃいけませんけど。どっちかと言うと攻略条件の"Keep
Clear 3"の方がめんどくさくて、実際やってみると3ターンずっと敵を全滅させ続けるというのは結構ハードル高いです。Explosion兵器が欠かせない目標でしょう
W-028 Supply Dump
的がデカい(Size:+3)のはいいのですが、数が6個とかなり多めです。まぁ、物資の集積所なので当然なんでしょうけど。遮蔽値は2とそこまでカタくないのはありがたいですが、Explosion限定なのでそれなりの準備が必要です。常時増援を鬱陶しく感じるプレーヤーや、破壊対象の数は気にならない方は、Observation
Postよりクリア条件が単純で特別ルールが少ないこちらの目標がいいかもしれません
W-029 Tank Hunting
基本セットではIV号戦車と対決することになります。2輌を破壊しないといけないのでまあまあきついクリア条件と言えます。活性化時に出現する敵軍もそこそこ多く、げんなり感は否めません。ただ、IV号は価値1の敵軍以外にはScreenされず、破壊手段が限定されていない、他の敵軍を一掃する必要がない等、やり易い面もあります。それでも破壊にはそこそこの運が必要です。"Present(常在)"がIV号とM4シャーマンだけなので、新ルールによると米独以外の国が敵軍だった場合にはこの目標は選べないことになります。一応、最も適切と思う敵軍カードで代用していいというオプションルールはあるので、どうしてもこの目標カードを攻略したい方はそちらを採用してください
W-030 Rescue
"Collateral Damage(巻き添え:攻撃時にExplosionやSpray、Autoの使用不可)"が有効で進入コストも5あるので、地下牢に閉じ込められている仲間の救出でしょうか?増援ポイントは0ですが活性化時に大量の敵軍が湧いてくるのが確定しているのでうんざりします。最初の大軍を始末できれば攻略は見えてきますが、巻き添え影響下での始末法が問題です。ここに車輌、特にIV号とかがいたりすると相当厳しくなります。全カードを眺めると、基本セットで貫通サイの目8を得る方法は、「"Zeroed(照準補正:貫通力+1)"&貫通力1の兵器」しかありません。他の手段としては"His
Number Was Up"か、ターゲット兵士を囮にして目標からおびき出す、ぐらいでしょう
W-031 Bridge Capture
カードの写真を見る限り、映画「レマゲン鉄橋」のルーデンドルフ橋です。「遠すぎた橋」のアルンヘムじゃありませんので、念のため。鉄道橋なので進入コスト0は当然ですが、交通の要衝かつ有力防御拠点ですからあらゆる増援もOKになってます。まぁしかたないでしょう。でも、攻撃に制限がないので上記Rescueなんかよりはるかにストレス小さいですし、活性化時に出現する敵軍もちょっと軽いし、車輌の増援まで考慮しつつ、自分の得意な攻撃方法を選択すればいいだけ。自由度が高いというのは、ここまで余裕を感じられるるものなんですねぇ・・・
W-032 Dugouts
Dugoutsなので防空壕のはずですが、貫通修整を得られるのが射撃に対してだけっていう中途半端な構築物。まぁ、敵軍が有利にならない特別ルールだから歓迎すべきです。進入コストはちょっと高いし、活性化時の敵軍はかなりのレベルですが、この目標も攻撃方法の制限がないのでお気楽に臨めます
W-033 Break Out
撤退作戦のカードです。管理人はEscape任務の面白さがよくわかっていないので、このカードについての解説が適切なのかどうか、ちょっと自信ないです・・・。このカード上から任務を開始しますが、最初から活性化状態です。活性化時の敵軍ポイントが記載されているのは、最初にタイマーカウンターが進んだ時にドローを行うというルールだからです。なので、最初のターンで次の地点に進んでないと敵軍と同居する羽目になります。任務カードに向かって逃げるわけですが、新たなロケーションカードにも敵軍は出現するので、どんどん敵軍が湧いてくることになりめんどくさいです。任務達成には全兵士が任務カード上にいる必要があるので注意しましょう