らくがきのお送りするWarfighter(by Dan Verssen Games)のページ
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その他の注目カード紹介
考慮すべきスキルカード
W-184 His Number Was Up
スキルカードには役立つものが多数ありますが、コストパフォーマンスを考えた時に真っ先にお勧めできるのがこれ。メンバー紹介のページでも書いたように、Taylorに持たせるのに最適なスキルだと思います。どんなに強力な敵軍であっても、1人の献身的活躍(自爆攻撃?)によって無かったことにできるジョーカー。確かに兵士1人の損失は決して小さくないですが、その敵軍によってもたらされるかもしれない被害との兼ね合いでこのスキルの発動タイミングを見極めることができれば、これほど有益なカードはなかなかないんじゃないかと思います。当然、持たせるなら最も重要性の低い兵士にすべきで、基本セットなら、まぁTaylorでしょう
W-193 Zeroed
目標カードの紹介でも書きましたが、"Rescue"上にいるIV号戦車を処分できる唯一の可能性です。基本セットで貫通修整を得られるスキルカードはこれだけです(エキスパンションにはいくつかあります)。Explosionが使用できない環境では兵器による貫通力修整は+1がMAX。となるとIV号の遮蔽値8を実現するにはこのカードとの併用しかありえません。問題は値段がお高いこと。RP9は火炎放射器やBARに迫るもので、そう簡単には購入に踏み切れませんね。一応、"Veteran"持ちなら4RPに下がりますが、そもそもVeteranを編成できる条件が厳しいので、普通に購入することになると思われます。"Silver
Bullet"等を一緒に使うのが、無駄を無くせるのでお勧めです
W-187 Machine Gunner
基本セットには"Machine Gun"はBARしかないので、BAR持ちじゃないと意味ないですが、どんな敵軍であれEKIAを与えていれば、1XP消費するだけで1EKIAを追加できるという魔法のようなスキル。つまり、BAR+ZeroedでIV号に1EKIAを与えることができれば、ついでにもう1輌も葬れる=カードを除去できるってことです。1回の攻撃で1度しか使えないので追加できるのは1EKIAだけですが、この効果に比べたらそんな制限は大したことありません。コストもたったの2RPなので、BAR持ちには是非とも与えたいスキルと言えます。残念ですが、カードに特に記載がない限りNPSはスキルカードを所持できないため、Scanlanには持たせることはできません。ご注意ください
W-196 Local Knowledge
2XPは結構な出費ですが、XPさえあれば自分の進軍経路を自由に選ぶことができる、かなり便利なスキル。"House To House"や"Country
Stroll"との相性が抜群です。まぁ、House To Houseは途中のロケーションが少ないので、そこまでありがたみは感じられないかもしれませんが。それ以外の任務でも、自分のプレースタイルに合ったロケーションカードを置けるのは任務達成を容易にします。わずか2RPでこれだけの恩恵が得られるので、自軍を何らかのプレースタイルに特化した編成にしてる場合等は、特化内容に見合ったロケーションを置く目的でこのスキルを持っておくメリットはあるんじゃないでしょうか?
W-178 Corpsman
Walshを編成しないなら、これと"First Aid Kit"は持っておきたいところ。RP4は決して安くはないですが、負傷による行動の制限を考えると出費に見合ったメリットは得られるはずです。ただ、Walshとのコスト差が3しかないというのが問題点です。スキルは基本的にPSしか持てないので、一番安いMcDougallを選択したとしても8+2+2の12RPが必要です。それを考えると、よっぽどポイントが枯渇していない限りWalsh(7RP)を編成し、McDougallの場合の差額12-7=5RPを何か別の兵装やスキルに充てた方がいいんじゃないかと思います
W-190 Focus
RP3はかなりの値段ですが、Screenされている敵軍は基本的にめんどくさい能力持ちなので、1XPの消費すればいつであれそれを無効にできるスキルは重宝する場面が少なからずあります。攻撃の種類を問わないのもこのスキルのありがたい点。ただ、残念なことにこの恩恵にあずかれるのは本人だけ。PS自身が積極的に攻撃を行うスタイルのプレーヤーなら購入のメリットは大ですが、PSをサポートメインに考えているのなら、同様の効果が得られる謀略アクションカード"Camouflage"を使用しましょう
お役立ちアクションカード
W-132,133 Stay Low
アクションカードの作用は多彩で、それぞれ有効な場面が違うのでどのカードが一番役に立つとかは言いにくいのですが、謀略アクションカードに分類されるStay Lowは、役に立つ瞬間がそれなりに多いカードと思います。特に、"Always draw for Rein"だったり、増援ポイントが高かったりするロケーションがある場合、ありがたいことこの上ないです。謀略カードなのでプレーコストはそれなりにかかりますが、ロケーションの特性をちゃんと理解して使用すれば出費に見合った恩恵は得られるます。もともと増援ポイントが"None"のロケーションも結構あるので、Local
Knowledgeスキルで進軍地点を選択するスタイルのプレーヤーには不要かもしれません
W-091,092 Mortar Support
若干壊れ気味の支援アクションカード。ただし、プレーコストが4枚破棄、維持コスト4XPと運用経費がバカでかいのでバランスはとれているのかもしれません。命中サイの目7は普通ですが、Explosionのサイコロを6個(!)も振れます。貫通修整も2あるのでかなりの規模の敵軍でも沈黙、あるいは退場させることが可能な化け物カード。XPがそれなりに貯まったところでプレーし、1、2回維持するだけも十分でしょう。もちろん単回使用であってもその効果は絶大なので、PSの体力が減少したりしていない限りプレーをためらう必要はないと思います
W-120,122 Sniper Support
Mortar Supportの廉価版。運用コストが半分になった代わりに攻撃対象が価値0-1の敵軍に限定され、与えられる損害も1だけになった支援アクションカード。ただ、本家を凌ぐメリットとして、サイの目チェックを経ることなく必ず1EKIAを与えられる点があります。低価値の敵軍には抑圧を受けない"Fearless"特性を持ったものが複数いるため、それらに問答無用で1EKIAを叩きこめるこのカードの有用性はかなり高いと思います。2XPなので、ゲームの進行状況次第では比較的維持しやすいコストだと思います。できれば数回は使用したいところです
W-067~070 Combined Fire
枚数が多い割にはかなり役立つカードです。銃火器攻撃に限りますが、その兵士ターン中、全兵士の命中サイの目が+1、Upganすれば+2の修整、つまりたった1枚で兵士全員がSpotterに近い効果を得ることができるという、ちょっとチート気味のカード。メンバーが多ければ多い程恩恵が大きくなる、大規模任務向きの効果ですが、少人数チームでも使用する価値は十分あります。管理人は比較的射撃戦闘を好むのでこの効果はかなりありがたく、このカードが戦況を決定づけた場面も結構あります。特にCollateral
Damageありの目標(Rescueなど)を攻略する際にはポイントとなるカードじゃないかと思います
W-150,151 FUBAR
「どうしようもないぐらいめちゃくちゃ」を意味するFUBARですが、このカードの効果もめちゃくちゃ、というか何をイメージしているのか不明です。何で、敵軍が自分のロケーションに現れただけで次のターンに余計に1アクションもらえるんですかね?もうちょっと適切なネーミングあったんじゃないか?って思えなくもないですが、おそらく、デザイナーがFUBARって単語をどっかで使いたかったんでしょうね・・・。カードの効果はシンプルかつ強力なので、使用可能な条件を満たしたらさっさと使ったらいいと思います。カード文言からは読み取りにくいですが、余分に1ターンもらえるのはプレーしたPS本人だけです
W-101~104 Overwatch
プレータイミングが敵軍攻撃ステップ直前という、ちょっと特殊な支援アクションカード。最小の維持コスト1XPを払うだけで、アクションカード"Snap
Shot"と同じ効果が常に得られるメリットはなかなかのもの。ただ、XPの見込みがないならプレーコストの分だけSnap Shotの方が有利なので、その辺は検討が必要です。Upgunできる支援アクションカードはシリーズ通してもこれだけで、扱いには議論があります。デザイナーの見解としては、「プレー時点で対象の兵士が固定される。つまり、Upgunで対象の兵士を決めたら、その兵士が健在な限りその兵士にのみ継続的に効果を及ぼす。その兵士が重体や死亡したら対象が無くなるため、カードの意味も無くなる」そうです
W-112,113 Walk It Off
便利なカードです。Upgunで任意の兵士を対象にでき、First Aid Kitと違って「必ず」負傷1を取り除ける効果はかなりのもの。負傷者がいなくても、抑圧カウンター1個を除去できるのでお役立ち感満載です。ただ、ルールブックにも書いてありますが、2以上の負傷に対して使用した場合、残りの負傷は"Treated"扱いとなり、以降は治療を試みることができません。もしFirst
Aid Kitを持っているなら、このカードは負傷1に対してのみ使用するべきと思います。負傷と抑圧、どちらも兵士の行動を大きく制約するので、このカードが手元にあって、しかも使用できる対象がいるなら、大事に取っておくよりもさっさと使ってしまいましょう。その方が作戦の自由度が上がります
「なかったこと」カード類
(W-065,066 Cautious、W-143,146 Suppress、W-147,149 Take Cover)
敵の攻撃を「なかったこと」にしてくれるカード3種類です。それぞれプレーコストに特徴がありますが、効果は一緒で、敵軍の攻撃サイの目チェック「後」にキャンセルできる、つまり「当たった」攻撃だけ「なかったこと」にできます。いずれも使い切りですが、致命的な被害をチャラにできるので1枚はキープしておきたいカードと言えます
危険な敵軍カード
W-214(E),240,241(F) Officer
ヤバそうな敵は色々いますが、BBGのForumsで真っ先に対処すべきと言われているのが"Screen(護衛)"担当の敵軍で、次に挙げられている、つまり実質的な筆頭がこの"Officer(士官)"です。エリートなら攻撃成功率80%(第一線部隊は70%)、30%の確率で負傷4もしくは除去させられる攻撃力もさることながら、一番のポイントは、エリートだと"Reinforce(0-4)(増援(0-4))"と"Inspire(鼓舞)"を併せ持つ点。特にInspireが曲者で、敵軍ターン開始時に全ての敵軍から抑圧カウンターを1個取り除くため全敵軍カードで必ず1人は元気な敵兵がいることになります。他にも、Screenされてたり、遮蔽値も5あったりと、1人カードですが排除にはかなり難渋します
W-223(E),252(F) Large Truck
Officerに次いで危険視されているのがこの"Large Truck(大型トラック)"。たぶん、やりこんだユーザーにとっては、単体の性能よりも増援を放り込んでくる能力の方が厄介度が高いということなのでしょう。エリートだと4輌で増援(0-4)(ノーマルは3輌で増援(0-3))と、げんなり度高いです。とは言え、非武装だし、残り2輌になったら動けないためターゲットが離れてさえいればただのオブジェになってくれる等、Officerよりずっと好感持てます(^^;
W-225(E) PzKfw IVH Tank
ForumsだとLarge Truckの次は"Flamethrower(火炎放射器)"になってますが、やっぱり戦車への恐怖は拭えません。2輌とも健在だと攻撃は70%成功、30%の確率でロケーションの全兵士に損害を与える攻撃力は格別です。射程3で貫通力4、遮蔽値8ある上にScreenも受けられる等、勘弁してほしい能力だらけです。救いは、サイズ+2のマトのデカさと価値6の"Overkill(オーバーキル)"なところでしょうか。一旦出てしまったIV号の排除は結構めんどくさく、Flamethrower、"AT
Grenade(対戦車榴弾)"、バズーカ、"Satchel Charge(爆薬)"、"Zeroed(照準補正)"+貫通力1+貫通サイの目6、ぐらいしかありません
W-207,208(E),235(F) Flamethrower
敵軍でも味方でも破壊力抜群の火炎放射器。Forumsで優先的に始末すべき敵軍の上位に挙げられています。エリートと第一線部隊で能力が結構違います。具体的には、価値、遮蔽値、貫通力、攻撃力等です。ほとんどの項目でエリートが上回っているのですが、攻撃力に関しては第一線部隊の方が成功率が高く、しかも「イベント」が付いてきます。1人カードとはいうものの"Fearless(勇敢)"持ちなので黙らせるのが難しく、何かとめんどくさいです。鈍重だからか、同一ロケーションから攻撃を受けると遮蔽値が2になるので、ターゲット以外の兵士を接近させ、確実に始末しましょう
W-202,203(E),233,234(F) Grenadier
1人カードですが、ForumsではFlamethrowerの次に始末すべき敵軍です。攻撃チャートがえげつなく、何と言っても全兵士に効果をおよぼず"All(全員)"付です。命中率もそこそこ高く、かなりつらいです。特にエリートの"All"は負傷2なので、1人とは言え鬼畜レベル。ほぼ確実に配置されるのに排除ご褒美の無い"EV0"の上に"Fearless"持ち。登場するとげんなり感ハンパないです。射程0の1人カードに過ぎないGrenadierとFlamethrowerがForumsでは優先排除敵軍カードとしてリストアップされている理由が、実際に対面してみるとわかります。ちなみにこの2カード以外の基本セットの"Fearless"持ちは、エリート限定ですが"Sturmtruppen(突撃兵隊)"がいます